これは万人受けするタイプのストーリーだと思いますので、是非読んでみて頂きたいなあ。かわいくて切なくて、全編を包むのは「優しさ」です。
『ミュゲ書房』、KADOKAWAより発売中です。
海から来た陽子はまるで人魚姫のよう。「白いワンピース」でちひろさんの絵が思い浮かびました。優しい筆致の中にも、自然と人との相容れない距離が巧みに描き出され物語に引き込まれます。絵本にして欲しい名作。
かわいくて、せつない。やさしい空気に包まれた、絵本のような童話のような物語。読後感がとてもあたたかいです。
くまぐすのように生き残るでしょう。海斗は彼を継ぎました。ひとりの男が作られましたね。
短編というのは、短い文章でどれだけ読む人に伝えられるか、という難しさがあります。冗長になってはいけないし、短すぎても足りなくなる。このお話は、その辺りの塩梅が素晴らしい。海で出会った陽子と海斗…続きを読む
もっと見る