1/2 あとがき
今回は珍しく魔術解説もなければ、禁忌も魔も出てこない。ただの策の弄し合いです。作者は好きですが、人を選ぶと思ってます。
(あと長文多い…)
椿三十郎を見てほぼ勢いだけで書き上げた作品なので、他と雰囲気が違います。
個人的に好きな作品ではありますが、他の人に好かれることは少ないかなぁと思っています。(これを好きだと言ってくださる方は是非お友達になりましょう)
《以下本編のネタバレありです。よければ読了後にお読みください》
怪人対名探偵みたいな、策を弄する者VS策を弄する者って言うのが自分は大好きです。
今や作者の好きなもの大紹介展覧会みたいなことになっている禁忌狩り(最初からそういう趣旨ではありましたけども)の中でもトップレベルに好きなものです。
ただ、こういう作品って作者が気付いていない策の抜け道とか欠点とかあったりするんですよね……
だから頭脳戦風味は好きだけど苦手なんだよなぁ……。
一応、今回は全話通してパワータイプ的印象の強いサイコウルフが別の立ち回りもできるぞ(考魔行で片鱗は見せていた)というところを発揮させる目的もありました。
一話完結としてはそこそこにまとまりよく終われたかな、と思ってます。
(今回の元ネタ的なところ)
1.黒鐘家と白鐘家 での罠だった、と気付くシーンは映画 ヒートの捜査員を暴くための罠のオマージュです。
また、最後の終わり方とかはなんとなく漫画 EATMANのスマートな終わり方をイメージしてます。EATMANはメタモリストの回が好きです。
全体的に椿三十郎をイメージしてますが、どちらかと言えば用心棒的なイメージの方が強い気もしますけども。(対立する二つの家とか)
元ネタとして紹介した作品、どれも面白い作品です。是非ともこの作品が面白いと感じてもそうあんまり感じなくても調べてみてください。
映画
『ヒート』 マイケル・マン
『用心棒』 黒澤明
『椿三十郎』黒澤明
漫画
『EATMAN』吉富昭仁
禁忌狩り ソメガミ イロガミ @117117A
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