文学的な、あまりに神経質な

息絶え絶えに記されたような文体に漂う殺気とタナトス。
心臓を冷たい手で摑まれたようだ。

救いが無いのかもしれないという不安。
この不安こそが美しさを引き立てる。

苦悩の淵からしか生まれ出ない文学。
そういうものに、惹かれてやまない。