こんな斬新な設定、見たことない!!

作者と語り手と読者が、まるでメビウスの輪のように一巡して繋がり、それぞれがイコールで結ばれる。

ゾンビ+青春+ホラーコメディという、ライトノベル的な枠に納まりきらない深いテーマが、この作品にはあります。
すなわち。

『作者』とは語り手にとってどんな存在か。
『語り手』とは読者にとってどんな存在か。
『読者』とは作者にとってどんな存在か。

創作者はそれらのことを常に念頭に起きながら物語を綴っている訳ですが、上記の三つ、それ自体をメタ的なテーマとして扱い、しかも物語はそれら三つを飛び越え、誰の手にも及ばない──作者にも、語り手にも、読者にも、遠慮も配慮もいらない──地平の先へとさらに加速してゆく……。



ウーン……素晴らしい!! 悔しい!!(笑)

読み終えた直後の興奮をそのまま伝えているので、読みづらいところもあるかもしれませんが、『小説を書くって、そもそもどういうことなんだろう』と悩んでいる方には、是非とも読んで頂きたい作品です。



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