虫は小さな仲介者となる。

 博物館の蝶の標本に見入る少女、あるいは女性。標本箱の中にはたくさんの美しい蝶の標本。翅の色は豊かで、まるで宝石のようだった。
 そこに、一人の男が近づいてくる。こんなところでナンパとは。
 あきれる主人公を、男は誘う。
 そして、男の言葉に、主人公は腑に落ちるのだった。

 不思議な空気感に心をくすぐられました。

 是非、御一読下さい。

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