止まってしまった列車という非日常空間の中であふれ出る感情。押さえに抑えていたものが、蓋が取れて、一気にあふれ出す。心の闇を見通した、好小編です。
ファンタジーを書き始めてからどれくらいになるでしょうか。 HPを立ち上げて始めた『水と剣の物語』をブログに移してから、次の場所で作品を掲載させていただき…
豪雨のために列車の中へ閉じ込められた「あたし」が遭遇する四人の乗客。女たちの繰り広げる会話は、他愛のない世間話かと思いきや──。女たちを観察するあたしの一人称と女たちの会話のみで進んで行く、密室…続きを読む
恐怖、といっても様々なものがあります。ここで描かれるのは、人間の難しさです。他人の心など結局どれだけ尽力しても理解することはできないのではないか、という諦念にも似た恐怖が横たわっています。それは…続きを読む
災害によって遅延した深夜列車の中。雨に濡れた暗い窓外と、旅の帰路であるヒロインの心境。しかし、物語はそれだけではありません。彼女の記憶にいるひとりの後輩。ニセマキの登場で、風景や心理描写が一…続きを読む
突然の豪雨に見舞われた女たち。そこで繰り広げた、たわいもない会話。それだけのはずだったのに……。女心を知り尽くしたこちらの作家さんが手掛ける短編は一筋縄じゃ終わりません。女はやっぱり女。…続きを読む
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