陰陽師の末裔の青年×一千年の眠りについていた炎の妖魔の復活

主人公の青年、陸鬼は民俗学の大学教授からある『憑かれた家』に行くように命じられ京都に向かったところ、京都の地をその身で守る女当主美音子に出会う。

その後再び民俗学大学教授の染葉啄馬の元を訪ね、自身が陰陽師の末裔であることを知らされる主人公の青年。

腕一振りで天から炎を降らせ、当時の『京都』の街の三分の一をたった一晩で灼き尽くしたという史上最悪の妖魔の復活を前に、陸鬼は陰陽師の末裔として力を貸すようにと求められる──!というお話です。

文章が本当に綺麗で、『怪奇』『怪事件』『陰陽師』『民俗学』『大学』『カフェー』と、全部盛りでわくわくが止まらない話です。続きを下さい……!