楽しそうだ。とっても楽しそうだ。主人公にとってはただの何気ない毎日の内のひとつなのだろうが、これが日々の、当たり前になってしまって気づけない幸せなのだと思う。再度読み直すまでついうっかり忘れてしまっていたが、これは高校三年生のお話だったのだ。高校三年生というのはきっと進路にも迷い、そのせいで心の余裕が損なわれやすい頃だろう。だが、そんなことを彼女の存在によって思わせない。すごろくは、たとえ歩みは遅くとも、いずれはゴールする。二人の仕合わせをそこに見たように思います。たぶん、というか絶対末永く幸せに暮らすだろう。いいね!というか、いいなぁ
暖かくてほっこりしてしまう双六です。短編でありながら双六の面白みと人間関係の暖かさが両立しているので気軽に読めるし、読んでほっこりしてくるのでオススメですよ。
高校三年生という大切な時期。主人公の家にいりびたっている幼馴染みの女の子。ある日、彼女が作ってきたのはなんと人生すごろくでした。もうね、なんでしょう。かわいいです。いつも彼女の笑顔に負けてしまう主人公も、ニコニコと彼を振りまわす彼女も、とにかくひたすらかわいいです。そして、ものすごーく幸せな気持ちになれるお話です。ぜひ読んでみてー。
幼馴染の女の子に、高校三年生の大事な時期に振り回される男の子のお話。振り回されているのはわかっているけど、彼女の笑顔には勝てない男の子も可愛いし、オリジナルのすごろくを(とある目的のため)作っちゃう女の子も可愛い。幼馴染で気心が知れているが故に素直になれない男女の気持ちが、短いながらに読み取れる良い作品です。個人的には最後の一文に私のハート全てを持っていかれました。青春っていいなぁ……。
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