シュワシュワと炭酸が弾けるような、淡くも爽やかで、そして可愛らしい思い出のなか。お母さんに連れられて入った喫茶店の居心地の悪さや、弟ばかり気にかけて自分は手も握ってもらえない少しの嫉妬。罰の悪い記憶なのに、なぜか嫌ではない。そんな気持ちが、まさにアイスクリームソーダでした。素敵なお話をありがとうございます。
食べ物を食べて、あの頃を思い出す。そういう「懐かしさ」を感じる本作は、モチーフのアイスクリームソーダとは対照的に、どこかほろ苦さを感じる大人の味になってます。子供の頃に体験した思い出。大人になってもそれを忘れないのは、その体験があったからこそ、今の自分があるということなのかも知れないですね。あの頃の懐かしい気持ち。それを思い起こさせてくれる、素晴らしい作品です。ぜひご賞味あれ!
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