私も以前はプラネタリウムを見てわくわくしていました。デパートの屋上にあったりして。今はなくなって綺麗なビルになっていたり・・・この主人公もプラネタリウム好きなようです。そして気付いたら隣に女の子が座っていて。まだ小さな女の子がどうしてここにいるのか。ノスタルジックな気持ちにもさせてくれる不思議な空間が待っています。
冒頭は、霧に包まれたようなホラー色から始まって、物語が展開するに従ってその霧は晴れてきます。ラストは……。すっきりとまとまっていて最初から最後まで楽しめました。
タイトル通りです。凄いなと思いました。読み進める内に真実に近付いていくスムーズな運び、短い時間で切ない気持ちになったり、とても愛おしく思ったり、感情がしっかり動かされちゃいました。即興でこれを書いたとなると、やはり書き手の鳥川さん凄いなと思いました。感想としては、巡り会えて本当に良かったね。とホッとしたのと同時に少しだけさみしさも込み上げてきました。
……でした。 小学生の頃、よく行ったプラネタリウムの情景が蘇りました。懐かしさの中、夢中で読んでいましたら、徐々に明らかになる『私と猫の幼女の関係』。そのオチに鳥肌が立ちました。 静かな夜に読んでみて下さい。涙腺が崩壊するのは間違いないです! そして脳裏に描くプラネタリウムの煌めく星々が、あなたを優しい感動の道へと導くことでしょう。