概要
語り手は推しを見ていたいだけ(それが嫌)
推している少女二人の行動を見つめていたい語り手と、そんな視線にうんざりしてどこまでも逃げてゆく少女たちによる果たしない追いかけっこの行先は?
ちょっと不思議な百合短編です。
※以下のあらすじには結末の展開も含まれています。
ミッションスクール聖ルチア女学園高等部二年に所属する二人の少女、睦月亜衣と嶋利和音がとある日の放課後から消息を絶つ。二人が学内でも有名な恋人たちであったこと、名士の娘である亜衣に見合い話が持ち上がっていたこと等から駆け落ちとみられた二人の出奔を、ルチアの乙女たちのある者は憧れのまなざしみつめで、またるものは冷笑する。乙女たちがさんざめく学園の中で唯一二人の出奔の真相を知るのは、物語の語り手である「私」だけ。いつ何時でも私に見られることを嫌悪した二人は、視線を感じる学
ちょっと不思議な百合短編です。
※以下のあらすじには結末の展開も含まれています。
ミッションスクール聖ルチア女学園高等部二年に所属する二人の少女、睦月亜衣と嶋利和音がとある日の放課後から消息を絶つ。二人が学内でも有名な恋人たちであったこと、名士の娘である亜衣に見合い話が持ち上がっていたこと等から駆け落ちとみられた二人の出奔を、ルチアの乙女たちのある者は憧れのまなざしみつめで、またるものは冷笑する。乙女たちがさんざめく学園の中で唯一二人の出奔の真相を知るのは、物語の語り手である「私」だけ。いつ何時でも私に見られることを嫌悪した二人は、視線を感じる学
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?