音楽ごった煮の脳内世界

まず一番特徴的なのは膨大な量の引用の数々ですね。チキったようにコンプラを気にかかるよりも積極的に作者の脳内世界を提示することを優先する姿勢に好感が持てます。かかってこいよJASRACやってやるよ著作権
文体がかなり好きです。刻一刻と更新されていく若者の脳内言語をそのままぶつけたような体言止めと情報処理がいい。登場人物3人の視点が語られるのですが、全員にそれぞれの特徴を与えつつ統一感を持たせることが作品内リアリティに繋がって上手いです。