序盤から滲み出る「アツさ」が魅力的

今より100年ばかり先の未来の話。
世代を超えて大切に遺されたおもちゃが意思持つ付喪神、「ツクモガング」として存在する世界の物語。

まだまだ物語は序盤ですが、軽快かつ明瞭、読みやすく読み応えもある文体でつづられる、その名の通り「ホビアニ」めいたアツさが既に滲み出している作品です。
子どもの手で、子どもとともに遊ばれることが本懐のおもちゃたち。
「共に遊び、遊ばれる」ことで強くなる、ツクモガングとその持ち主の関係性に胸が踊ります。
ホビアニ好きな方には特におすすめの作品だと個人的には感じました(当方も例外ではなく……)。
これからの更新も楽しみな一作です!