「ツクモガング」その言葉の響きに惹かれて読み始めた作品です。
西暦2120年。亡くなったひいおじいちゃんの部屋で、主人公の少年は100年前の玩具を見つけます。大切に保管されていた箱を開けた時、突然その玩具ドラガイアがしゃべりだして……!?
ドラガイアを手にした時から、主人公たちの前に次々と襲いかかるツクモガングの強敵たち。昔も今も人気な玩具が多数登場して、ホビアニ好きにはたまりません。迫り来るピンチに、彼らはどう立ち向かって行くのか。ハラハラドキドキ連続の展開も目が離せませんでした。
ツクモガングたちの手に汗握る熱いバトルは必見!
ホビーアニメ好きにぜひ読んで頂きたい作品です!
今より100年ばかり先の未来の話。
世代を超えて大切に遺されたおもちゃが意思持つ付喪神、「ツクモガング」として存在する世界の物語。
まだまだ物語は序盤ですが、軽快かつ明瞭、読みやすく読み応えもある文体でつづられる、その名の通り「ホビアニ」めいたアツさが既に滲み出している作品です。
子どもの手で、子どもとともに遊ばれることが本懐のおもちゃたち。
「共に遊び、遊ばれる」ことで強くなる、ツクモガングとその持ち主の関係性に胸が踊ります。
ホビアニ好きな方には特におすすめの作品だと個人的には感じました(当方も例外ではなく……)。
これからの更新も楽しみな一作です!