概要
ケツァルコアトルスは飛べなかったかもしれない。
第9回Text-Revolutions Webアンソロジー「imagine」に投稿しようとしてボツになった小説(2本目)です。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!Burn
イエモンに「Burn」という曲があって、
なんとなくその歌詞を思い出した。
「飛べない鳥は胸や背中は大人だけど取り残されて」
みたいな歌詞だった、と思う。
飛べないケツァルコアトルスの姿が
大人になれない主人公の姿と相似した。
子どもの頃は大人の姿を見て、
大人になればもっといろんなことが上手くやれるのだと思っていた。
でも、全然そんなことはなかった。
たぶんそれは、主人公以外の登場人物も同じだろう。
彼ら彼女らの姿を見ていると、等身大、という言葉が去来する。
みんな飛べなかった。大きくなったからだ。
成長の痛みの物語であるとともに、優しさの物語だと思った。
登場人物たちは、みん…続きを読む