蔑みの中で、覇たる力は突き進む。押し殺した記憶と共に。


アーノルド学園は、貴族の血統が全てだ。

学園史上初の一般人による入学。噂が噂を巻き起こす中、一報は他者の目を曇らせた。

ーー枯れた魔術師、ウィザード。

裏の顔は、冰剣の魔術師。


軽蔑と疑惑、忌避と嫌悪に囲まれた中で我が道を進む彼。
その明るい······脳天気な性格は偽りの壁を超えた友情を築き上げていく。

本当の実力を知るが故に私たちは背徳感を覚え、同時に能天気さと天然のギャップが上手く描かれています。
時折はさむ追憶が適度なシリアスを醸し出していて、物語の進行がさらに引き立てられていました。

また、他の魔法・魔術とは一風変わったスタイルの魔術論を構築されているため、事テンプレにおいても普通とは違った会話が起こるため日常の会話すら面白かったです。

ぜひぜひ皆さんも読んでみてください!

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