理解不能のぼうけんが始まる。そして、謎の伝説へ……。

タイトルに惹かれて、まんまと読んでしまいました。
率直に申しまして、凄まじい混沌に満ち溢れた物語でした。

ぼうけんのしょが始まったと思ったら、これが思い切りバグっていました。
ぼうけんのしょというか、ゲームそのものがバグっていました。

しかし、バグに満ちたこのシナリオが、妙に癖になります。
常に半勃ちの賢者が、私たちの脳に新種の悟りを説いてくるのです。
なんてデンジャラスな悟りの書なのでしょう。

これはもう、一種の呪いに近いかもしれません。
シャ〇ク唱えても無駄です。教会に行っても解けません。
教会に行くと、我々も半勃ちにさせられる恐れがあります。
「どくしゃは こんらんしている!」的ステータス異常に侵されながら、勢いに任せて最後まで読むしか無いのです。

既存のRPGやファンタジーに飽き飽きしているという冒険者にこそ、ぜひこの危険なぼうけんのしょを紐解いてほしいと思います。
きっと、ある意味忘れられない冒険になることでしょう。

……でも、読後に性癖とか人格とかが崩壊しないよう、しっかり「心のふっかつのじゅもん」をメモしてから読み始めるようにしましょうね!

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