昨日から暇が出来れば開いています。まず眼鏡男子と長髪イケメンが好きな人は履修を推奨します。そうでなくても妊娠ネタが好きな人にも履修を推奨します。すべて好きな人にも、すべてに首を捻る人にも履修を推奨します。
とはいえ他のキャラも当然魅力的で、主人公はもちろん討つべき敵の魔王も実はいい人なのでは?となるほど憎めず、旅の途中で会う様々なキャラクターが勇者と賢者を取り巻きます。
これはニッチな性癖小説と同時に王道的異世界ファンタジーであり、ボーイズラブの文脈をなぞりながらも勇者と賢者を中心に据えた群像劇と言えるのです。この多層構造。
四方から殴られ続けて混乱を来しながら読了した時、貴方はきっと新たな扉を開けている筈です。
賢者(♂)、可愛い〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!
タイトルに惹かれて、まんまと読んでしまいました。
率直に申しまして、凄まじい混沌に満ち溢れた物語でした。
ぼうけんのしょが始まったと思ったら、これが思い切りバグっていました。
ぼうけんのしょというか、ゲームそのものがバグっていました。
しかし、バグに満ちたこのシナリオが、妙に癖になります。
常に半勃ちの賢者が、私たちの脳に新種の悟りを説いてくるのです。
なんてデンジャラスな悟りの書なのでしょう。
これはもう、一種の呪いに近いかもしれません。
シャ〇ク唱えても無駄です。教会に行っても解けません。
教会に行くと、我々も半勃ちにさせられる恐れがあります。
「どくしゃは こんらんしている!」的ステータス異常に侵されながら、勢いに任せて最後まで読むしか無いのです。
既存のRPGやファンタジーに飽き飽きしているという冒険者にこそ、ぜひこの危険なぼうけんのしょを紐解いてほしいと思います。
きっと、ある意味忘れられない冒険になることでしょう。
……でも、読後に性癖とか人格とかが崩壊しないよう、しっかり「心のふっかつのじゅもん」をメモしてから読み始めるようにしましょうね!