塾日誌

鹿児島に池田学園と云うのがある。小中高の一貫教育で進学率も優れている。
スタートは美術の先生が、内職で数人を教えたところ、みなラサールに入学してしまったところから始まる。希望者が増え、また学校の先生からのやっかみ批判があって、学校を退職し塾を始めた。その独特な教え方で成果著しく、応援する父兄の運動もあり、私学の小学校の認可がおりた。その一つが一人で５教科を教えるということである。数的回路に優れている、言語的センスに優れている、自然への関心が強いか社会的関心が強いか。出来れば美術や音楽も教えられれば感覚的センスも、その子のすべてが分かり、その子の可能性を伸ばしてやることが出来ると彼は考えたのだ。この塾はただ貧乏だから他に先生を雇えず、やむなく中学生に５教科を一人教えただけだが・・。