文字数に見合わない密度を持った世界観に感嘆。

決して長いとはいえない、ともすれば長編小説のワンエピソードくらいの長さの物語なのに世界観の奥行きがただならぬ様相を呈しており、またそれがエピソードの本筋からして全く無駄になっていない辺りに感嘆しました。

「人と獣」「失ったものと補われたもの」と異なる二つが組み合わせられることでパワーアップする構造が二重に存在し、それが二人の絆をより強く感じさせてくれました。続きが読みたくなる物語です。