睡眠死

作者 無為憂

残酷な長い時間

  • ★★★ Excellent!!!

睡眠死。
この場合の死は生物としての死ではなく
社会的人間としての死を意味します。
つまり、長い時間を睡眠下で送るのです。
病気の兆候があらわれた場合、
医学的に眠らされます。
病気の症状により眠るのではなく人為的に。

主人公は六十年の睡眠から目覚めます。
映画「フォーエヴァーヤング」的な設定ですけれど、
恋人は植物人間になっていません。
ひとりフォーエヴァーヤング。

文学の雰囲気、
物語の反転。
高校生の生きづらさ。
豊かな小説だと思います。

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