第51話 あとがきという名の裏話

 あとがきになります。ネタバレを含みますので、ここから読む方は気を付けてください。


 この作品は丸和華さん(https://kakuyomu.jp/users/Maruwa_Hana)からお誘いをいただいて書いたものです。


 拙作『風、薫る。風、巡る。』の中で、「同じプロット、同じ設定、ラストだけ未定」という縛りで、二人の漫画家(神代エミリー、小鳥遊キラ)が対決するシーンがあり、それを読んだ丸和さんから「私と如月さんで、神代エミリーと小鳥遊キラ、しませんか!」とお声かけいただきました。


 キャラ設定、ストーリーの骨格など、『設定とプロットの一部を共有』という形で丸和さんの方から提示され、それを使ってお互いが別々の作品を書くというチャレンジです。シェアワールドではなく、全く別のものです。


 どんな共通項が提示されたのか、ここで発表しておきます。気になった方はどうぞ丸和さんの方も覗いてみてくださいね。


 丸和さんの作品はこちら。『葉っぱと雨音のシンフォニー』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054890467868




*** 丸和さんから提示された共通項***


【キャラ設定共通項】


主人公

雨宮あまみや○○(名前は各自決める)

・幼い時に父親と死別

・ADHDの女の子(診断は受けていなくても良し)

・どこへ行っても浮く存在

・中学生で不登校になり、図書館で勉強する


雨宮あまみや優子ゆうこ

・主人公の母でイラストレーター


澤田さわだ永遠とわ

・絵画教室の先生


小笠原おがさわら湊人みなと

・母子家庭

・トサカ頭の男の子

・澤田の絵画教室に主人公よりも先に通っていた高校生

・補導されて澤田の絵画教室に来るようになる


小笠原おがさわらしのぶ

・湊人の母

・澤田の恋人


瑠璃るりまいという二人の女の子を必ずどこかに出す



【ストーリー共通項】


・主人公が幼い頃、クレヨン事件を起こす(色に対するこだわりが強すぎる事件)

・色にこだわりを持つ主人公の為に、母が三十六色の色鉛筆を買い与える。

・中学に入り、自分の居場所を失くした主人公が不登校になり、図書館に通うようになる。

・主人公が図書館で色鉛筆をばらまき、拾うのを手伝ってくれた男性(澤田)の絵画教室に通うことになる。

・絵画教室で湊人に出会う。

・主人公は澤田に恋心を抱く。

・絵のコンクールで大賞を受賞する。

・主人公の部屋で、湊人と共同制作で絵を描く。

・失恋するが、恋愛感情と尊敬をはき違えていたことに気付く。

・先生と湊人の母が結婚。



*** 如月からの条件 ***


・お互いの作品に評価(★)、レビューは一切付けないこと。




 最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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群青のアトリエ 如月芳美 @kisaragi_yoshimi

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