一二四.2205後半(今さら?!)
ごぶさたしてました!
もちろん後半も見ておりましたが、色々あって二年以上経ってしまいました。
でも忘れてませんでしたよ!でしたとも!
もうすぐ3199も始まりますし、またこれから少しずつ語っていきます。
そして今回、もういまさらなのでネタバレ上等で参ります。ちょうどBSでの放送も終了した事ですし。
本作を見終わった後の感想ですが、かなり良かったと思います。まあキャラ作画でちょっと……となる所も何箇所かあったのですが、許容範囲かと。
一番良かったのは、理屈を語るより行動で表現する事の方が多くなったと感じられたこと。そしてシチュエーションが動いた結果として情緒に浸れる間が増えた事、ですかね。これはまあ、今までのキャラの蓄積が増えたからでもあると思うのですが。
元作に比べてボリュームが増した分、科学的な無理(惑星のワープや、イスカンダリウムとガミラシウムなども)を補う設定もされ、ストーリーを再構成して筋が通るようにしていました。
具体的な事があいまいだった、コスモリバースシステムの設定をうまく改変して利用したという感じですね。一作目で想像していた物とはかなり違う気がしますが。
これは、元作での自爆による自己犠牲というスターシャの最後について、現在の作品としてあり得ないという考えから、あるべきクライマックスに向けての布石として改変されたのでしょう。
一度は古代の説得で、コスモリバースに縛られた生き方から歩み出したけれど、ヤマトの乗員とガミラスの難民を救うために終える。それでも自ら選択をしたことは無駄ではなかった、という事かなと。
とはいえ、2199と2202でのそれぞれの元作からの変更点故に、2205での設定やストーリーがややアクロバティックになったなあという気はしています。
2199のデスラーが、やっとスターシャの年齢に追いついた子供だとはなかなか思いにくいし、波動砲で星々を破壊したイスカンダル帝国の艦隊が実際はガミラスのものだったというもの無理があります(デスラー砲に抗議していた訳ですからね)。また土門の父の微笑みが、ただ土門に向けられたものだというのも、やはりヤマトが視界に入ったから、それが自社の倒産の原因だったとしても、二人の若者の帰還に微笑まずにいられなかった、という事だと思っていたので。
そういった所にはある程度心の隅に除けておけば、藪の家族が助かった事、新人たちの結束と古代の意思が一致していく流れ、終盤に流れる『別離』、そういった事に心動かされる作品であったことは確かです。
一つだけ。ガミラス潜宙艦隊のハイニ艦が無人機に襲撃された時、ハイニの絶叫(悲鳴)が艦の引きの絵と重なる演出が、ちょっとぎギャグっぽく思えてしまって少し吹いてしまいました。でもあれが彼らの最後だったのかと思うと……すまぬハイニ。
(余談ですが、ギャグシーンを誰かの絶叫で締める時、その場を外から引きで写した絵になる演出って、誰から始まるんでしょう。押井監督@うる星やつら……とか?)
3319の予告には心沸き立つものがありました。時が過ぎ、いよいよ公開が迫って参りました。情報はまだ全体像を見通すには足りませんが、リメイクシリーズの最後を飾るか、福井氏が言う通り完結編へ繋ぐとしても、それにふさわしいボリュームの作品になりそうですので、楽しみにしています。
ではまた!
ヤマトやまい ~ワニのゆる語り~ 和邇田ミロー @wanitami
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