海洋ヒツジです。少しずつ小説を置いていきます。 異世界系小話とかそんなの。
妖美なる幻想に誘う、珠玉の短編です。描写力もさることながら、そこから表現される女性の抱える美しさと淫靡さに酔いしれます。男性には正体に触れられない甘い毒というのもまた味わい深い……。耽美で…続きを読む
文章という蛇に読むこと全てを飲み込まれてしまう作品です。蛇を見せるところでは読むのがやめられなくなります。これにのめり込んでしまう人間はきっと異性が飼っている動物に飲み込まれてしまうので、注意…続きを読む
題名から本作へ、本作から再び題名へ、繰り返し繰り返し何度も往復する読後感の軌跡は螺旋であり脱皮した蛇の皮膚のごとく。 舌を出し入れしながら獲物を探る蛇の目つきが彼女の脚から感じられ、物体愛などと…続きを読む
なんと艶やかで妖しい美しい世界なのだろうと思いました。ゆるゆるとめくられていく白地に青のペイズリーのワンピース。白い脚に棲む青の蛇。めまいがしそうな遠い少年の日の思い出の美しさ。個人的に、谷…続きを読む
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