大江戸ウィザードリィの奇想にハマる

いきなりダンジョン深層に放り込まれて、生きて戻るために探索するってアツくないすか。しかもとんでもない奇想モンスターやからくり人形とか出てくるし。しかもダンジョンが生まれた経緯とかが凝ってる。当方自作も設定厨の気味があるせいか、こういうの大好き。 

ウィザードリィ初代にハマった人ならわかると思うけど、「この扉を潜らないと先に行けないけど、進みたくない(ワープさせられ迷子になるかも)」「この階段を降りないとならないが、階層が深くなると絶対ヤバい奴出てくるから行きたくない」といった感覚。あのゲームは特にキャラロストの危険性があるから、すごい緊迫感があったじゃないすか。

本作にはあれがある。というか本当にウィズの香りを強く感じる。モンスターも仕掛けも。タイトルだけではそのへん伝わらないのがもったいないくらい。



(この先ネタバレ注意)

序章に特にこうした感覚があって、個人的にハマった。一章では地上に戻った主人公が自らの出自の謎に巻き込まれながら、江戸の街を謎解きながら走り回る疾走感がある。この先またダンジョンに潜るはず(しかも大底まで)なので、また楽しみだ。

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