概要
その絵画が実体化した時、神話と伝説は交錯し、新たな奇跡を呼び起こす――
――その少年の描く絵には、奇跡が宿る。
彼の描いた絵は皆実体化し、生物を描けば動きだす。
天才的な力、絵心師《えしんし》を持つ彼の名を、フィレル・イグニシィンと言った――。
けれど彼はある日、自身の無邪気な性格ゆえに、取り返しのつかない過ちを犯す。
自業自得から始まった長い旅。その長旅の結末とは――?
特殊な才能を持った少年の冒険譚!
※読む方は少なくとも前日譚は読み切って下されば嬉しいです。
前日譚の終わりは力入れて書いたので……。
◇
2020/07/24 完結!
ありがとうございました!
彼の描いた絵は皆実体化し、生物を描けば動きだす。
天才的な力、絵心師《えしんし》を持つ彼の名を、フィレル・イグニシィンと言った――。
けれど彼はある日、自身の無邪気な性格ゆえに、取り返しのつかない過ちを犯す。
自業自得から始まった長い旅。その長旅の結末とは――?
特殊な才能を持った少年の冒険譚!
※読む方は少なくとも前日譚は読み切って下されば嬉しいです。
前日譚の終わりは力入れて書いたので……。
◇
2020/07/24 完結!
ありがとうございました!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!熱く、重く、美しく……これぞファンタジー!
異世界アンダルシアを舞台に紡がれる、封神の旅の物語。
熱く力強いプロローグで語られるのは、勇壮な戦いの物語。
『希望の子』フィラ・フィアをはじめとする、封神の旅団の戦い。
それから三千年後――絵心師の少年フィレルがおかした禁忌をきっかけに、封神の旅は再び動き出します!
この作品からはとにかく作品への愛情が伝わってきます。
熱く勇壮で、それでいて重い物語。綿密に構成されたプロット。一人一人が生き生きと動いているキャラクター。細部まで作りこまれた世界観に、臨場感に満ちた戦闘描写に、胸に迫ってくるような心情描写。どこから語ればいいのかわからないほど、とにかく魅力的です!
少なくとも、私の好み…続きを読む - ★★★ Excellent!!!かつての伝説が、無垢な少年の禁忌により再び物語として紡がれる。
「前日譚 戦神の宴」
それは三千年の昔の物語。大陸国家シエランディア。
当時の王はアノス。すぐれた政治を行い、人望もあり、民からの信頼も厚く、世に聞こゆる名君と噂される、君主の鑑たる王だったが、そんな王でさえも、どうにもならない問題があった。
「荒ぶる神々」だった。
その「荒ぶる神々」を封ずる旅に出る七人の旅物語が前半で語られる……。
熱く、力の籠った物語だ。
そして、未来。
生まれ持った天才的な力、絵心師を持つ少年。
主人公のフィレル・イグニシィン。
絵心師とは、描いた絵に奇跡が宿る凄い力だった。
例えば、リンゴの絵を描けば、美味しい食べられる奇跡の林檎になる。
という具合に、描…続きを読む