女神のいる街

作者 須藤二村

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★★★ Excellent!!!

何これ、凄い!

今流行りの異世界ファンタジーモノに見せかけて、昭和のショートショートのような切り口。

少し視点を変えるだけで、こんな話が作れるんですね☆

私、ショートショートは書けませんが、いっぱい読みましたよ。
星新一先生はほとんど読みました。で、眉村卓先生に、筒井康隆先生の順。小松左京先生のショートショートはあまり読んだ記憶ないな。

その頃のSF作家では、平井和正先生も好きでした。平井先生のショートショートは、たぶん見たことない。

この先生方の名前を見て、ピンとくる方がどれほどいるか不明ですが。

令和のブームを昭和のショートショートがやり込めてる点が痛烈だよね☆

お見事です♡

★★★ Excellent!!!

少女を助けて、代わりにトラックに轢かれた少年。
彼が起き上がると、女神が降臨してこう聞いた。
「あなたはどんなスキルで、どんな異世界に転生したいですか?」
WEB小説を読み漁っていた少年は迷わず自分の願望を口にする。
そして、魔法陣とともに消えた。

そんな様子を、実は周りにいた人々が目撃していて──

***

いやぁ。
これは一本取られました。

またこの展開だよと読んでいたら、ちょっと違った。ストーリーはトラックにはねられた少年の話ではない。
その出来事が目撃された事により発生した、その後の現代の方の出来事。

そして最後に──

いやあ。スッキリ。
食傷気味だった私の胃腸が、胃薬飲んだかのように爽やかになりました。

こういう作品を、待っていた。

★★★ Excellent!!!

トラック轢かれた。
女神キタ。
俺「チートくれ」→女神「おけ」
で、魔方陣とともに旅立ち。

という一連の流れは通常、俺と女神以外の者の介在しない内宇宙的空間の中で為されるものと思われる。

ところが。
沢山の傍観者がそこにいた。

この切り口、おもしろい。

なろう民たちをほどよく揶揄る、このメタ感がまた痛快。

オチもなるほど!と満足できる作品でした

Good!

 醜悪とも狡猾とも悲哀とも貪欲とも受け取られるお話だ。
 本作が単なる異世界転生譚で終わらないのは、全体を通して描かれるサブカルチャー的リアリズムの故であろう。
 現実を薄皮一枚めくればモラルも理想も意味を為さない、だから刹那の快楽を追求してなにが悪い……そんな人々はまさに現実世界でこそ珍しくもない。
 それに対する回答が実に面白い。
 詳細本作。

★★ Very Good!!

トラックで轢かれて神様と出会って、チートスキルゲットして、好きな世界で第二の人生を生きる。
テンプレな異世界転生。
憧れないだろうか、いや、憧れないはずがない。
そのお約束に、どう考えるのか。

自分も異世界転生はお腹いっぱい派なので、こういう意見は大好物です。