ウソツキ作家、令倭時代を騙る。

皇帝譲位により、平制（へいせい）から令倭（れいわ）へと移り変わる狭間の時代。
それまで「制約により平らげられてきたナニカ」は、「勅令によって倭たるモノ」へと在り方を変えることを迫られていた。
元号の力は絶対である。
このままでは倭たるモノへと変えられる存在である凛猟（りんりょう）は、帝都にて同胞たちを救う術を探す。
しかし慣れない帝都で凛猟は行き倒れてしまう。
そんな彼を拾ったのは、訳の分からない嘘をつく一人の女学生だった。
「この欺瞞作家、物怪サユリにお任せあれ！」
「嘘をつくのは大得意なんです！」

まあこのあらすじも嘘なんですけど！（これも嘘です）