※読み合い企画からのレビューです
スシ・マスターを目指す主人公・エレナは、大悪魔メフィストフェレスの7番目の娘
魔力ゼロの落ちこぼれのはずが、魔界の継承戦争に巻き込まれて──というあらすじの本作品だが、とにかくノリが独特だ
寿司をテーマにした物語がそもそも少ないというのに、そこに悪魔が混ぜ込まれた本作はまさに前代未聞!
そして現れるは、エレナを守りに来たと嘯く紳士
普通の物語であれば、「問おう、あなたがわたしのマスターか」とばかりにエレナに付き従い、彼女のナイトとなるはずだが、最低限の命の保証だけをして、エレナに嫌がらせまでする始末
まさに、エキセントリック・イーヴィル・スシ・コメディ!
何か「まさに」なのかはわからないが、とにかく本作が他作品とはまったく違う個性を持っていることは伝わったはずだ
本作を読むことでしか得られないものが、必ずある
是非一度、祓魔寿司 めふぃすとに足を運んでみてほしい
最新話まで一気読みしました。
文章は端的で軽妙、さらさら読めるし笑える箇所も多かったです。
ノリが軽いので簡単に書いていそうに見えますが、これかなり拘って書いてるなと感じました。
一つの文章の中でも、どの語句をどの順序で読ませれば読者にもっとも伝わりやすいのか、推敲を重ねたのではないでしょうか。「簡単にやっているように見せる」って難しいんですよね…。
表現方法も興味深いものが多く、ルビに笑ったり、品詞の引っ付け方に関心したり。
>「げろ……と疑いの目を向けるエレナ」←これが好き。笑
作者様の性格が滲み出ているようで、読んでいて親近感が湧いてきます。
おすすめは十三話。
是非「🍣13🍣」まで読み進めてください。未体験ゾーンがあなたを待ってます!
寿司×祓魔×悪魔という前代未聞のカオスな物語。主人公エレナ・メランヒトンは寿司職人を目指すも、試験当日に巨大タコに襲われ、逆さ吊りのドクター・ファウストに「メフィストフェレスの娘」だとバラされ、挙句の果てに「魔界の跡継ぎは無理!」と拒否したら、まさかの「じゃあ寿司屋やれ」。転職の自由度が高すぎませんか?
キャラクターの掛け合いも最高で、エレナの底抜けポジティブさと、ファウストの嫌味たっぷりな態度がまるで漫才コンビ。ファウストの鬼畜発言やライバルのミヒャエル・ミヤギのツンデレ感が読者を飽きさせません。
テンポの良い文体の中で突然「エビ・ビーム」なる謎必殺技が炸裂するなど、ツッコミが追いつきません。このぶっ飛び展開はクセになる。「おかわり!」したくなること間違いなしの物語です。
L.E.――アメリカ西海岸にそびえる大都市。
その街で寿司職人を目指す少女・エレナは、人生を賭けた進級試験の朝を迎えていた。
ラジオから流れる応援メッセージに勇気をもらい、向かうは寿司アカデミーの最終試験。
しかし、その道中で彼女はライバル・ミヒャエルと遭遇。
口喧嘩を交わしながら歩く二人の前に、突如として現れたのは――
超巨大なタコ!!
摩天楼を裂く触手、崩壊する都市。
寿司を握るどころか、生き延びることすら困難な状況で、エレナは選択を迫られる。
「逃げる? それとも、戦う?」
夢を追うはずだった普通の一日が、
命懸けの戦場へと変わる!
これはスシを握る者たちの戦記。