救急車、を、ヨんで、クダサイ。

人が倒れている。
あなたの前に、人が倒れている。
二人だ。
そして「……きゅうしゃを……をよんで」と言っている。

つまり、あなたがすべきことは一つだけだ。

「救急車」をよんでください。

番号は分かるか?
そもそもそれを可能とする端末を持っているか?

なら、あなたがすべきことは一つだ。

「救急車」をよんでください。

そして大事なことを「伝えよう」。

この物語を最後まで読んだ時、あなたにもその大切な何かが見つかるだろう。
きっとそれが「あなたの救急車」だ。

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