番外編 この手よ、届け 前編
乾きと飢えばかりが蔓延る
無抵抗のまま火の海へと沈み、断末魔と共に消えてゆく無辜の命。その惨状に眉ひとつ動かさない、冷徹なる兵士達は――懸命に生きて来た子供達にすら、一欠片の情も見せなかった。
「お願いですっ! お願いです、どうかこの子達だけは――!」
そして幼子達を庇う、10代半ばの少女が上げた悲痛な叫びも。それ以降、「言語」ではなくなっていく。
至近距離で火炎放射器の洗礼を浴びる彼女の絶叫は、もはや人としての声ではなく――幼子達の慟哭もまた、断末魔として消え失せる。
この結末に、何の感慨も見せない戦闘員達は。淡々と粛清対象の「死亡」を確認し、踵を返して――
「閃身ッ!」
「ッ……!?」
――熱線を、眉間に撃ち込まれた。
火炎放射器を持っていた戦闘員が、燃え盛る火の海の中で1人、また1人と斃れて行く。次はお前達の番だ、と言外に告げられたかのように。
やがて、陽炎の彼方から現れたのは――3色の装甲で身を固める、外骨格の戦士達。「
火の壁を突き破り、
「
「
「
「
先陣を切る耀流の雄叫びを合図に、3人は戦闘員達を蹴散らしながら――戦場と化した貧民街を突き進む。敵部隊の指揮官を討ち、この区域を制圧するまで。
「た、隊長ッ! れ、例の大義閃隊がここに――ごはァッ!?」
「ぬッ……おのれェ! 矮小なる叛逆者共がァッ!」
やがて――貧民街の中央で指揮を取っていたカメ型戒人の前に、たった3人の特殊遊撃部隊が現れる。鈍色の盾を背にした鋼鉄の異形が、怒号を上げて立ち上がって来た。
だが、彼らは臆することなくカメ型戒人に向かって行く。傍らに控えていた戦闘員達はすでに、葵がブーメランのように投げ付けた氷水盾の一撃で昏倒していた。
「ふんッ――!?」
「甘いわァァッ!」
耀流が一瞬のうちに間合いを詰め、炎熱剣を叩き付ける。だがカメ型戒人はそれよりも速く、全身を甲羅状の装甲の中へと隠し、斬撃を防いでしまった。
さらにその状態から、背部のジェット噴射による体当たりを仕掛けてくる。それを間一髪でかわした耀流は、他の2人と頷き合い、「次の攻撃」へと移った。
「ブロークンフローズッ!」
「ぬッ……!?」
「レッキングボルトォッ!」
「ぬお……おぉッ!?」
楯輝の氷水盾から放たれる水圧により、カメ型戒人の動きが止まる瞬間。懐に飛び込んだ洸の雷光拳が炸裂し、戒人の体内がショートする。
回路を狂わされたカメ型戒人は横転し――無防備な腹が露わになった。間髪入れず、そこに炎熱剣を突き刺した耀流は、内側から戒人を焼き尽くす。
「ぬぐぅあぁああッ!? お、おのれ……おのれ貴様らァァッ!」
「とどめだッ! トルネードッ……バァーンッ!」
そして天高く跳び上がりながら――捻りを加えて錐揉み回転しつつ、貫通力を高めた飛び蹴りで、炎熱剣の柄頭を押し込んで行く。
さらに深く、致命傷に達するまで。灼熱の剣を突き込まれたカメ型戒人は、爆炎に飲まれ――破片と部品を残し、砕け散るのだった。
「た、隊長が……!」
「そっ……総員退避! 退避ィイッ!」
誰の目にも明らかなほどの、完敗。それを目の当たりにした戦闘員達は、恐怖に慄き戦場から逃げ出して行く。
敵前逃亡は銃殺刑という、国防軍の掟も忘れて。
「……やったな」
「……おう」
そんな彼らの背を一瞥し、「閃身」を解いた楯輝と洸も――その表情に、影を落としている。それはカメ型戒人だった「残骸」の傍らで、1枚の写真を拾った耀流も同様であった。
「……っ」
風に運ばれ、彼の足元に流れ着いたその1枚には――無垢な幼子達に囲まれ、華やかな笑顔を咲かせる1人の少女が映されている。こんな時代であっても、懸命にこの貧民街で生きている彼女の「日常」が、そこに在った。
ウェーブが掛かった、薄茶色のロングヘア。透き通るような白い肌に、清楚な佇まい。流れるような曲線を描く、豊満にして扇情的な身体つき。見る者を癒す柔らかな笑顔と、美貌。
――見覚えは、ある。
先程、貧民街に突入して間も無い時に、黒焦げになるまで焼かれた死体をいくつも目にした。
その中には幼子とは他に、彼と同い年くらいの少女と思しき死体も残されていたのだ。人数も、体格も、写真と一致する。
「……」
間に合わなかったのだ、彼らは。
その現実から、目を背けるかの如く。閃身を解き、人としての姿に戻った耀流は、悲痛に歪む貌を隠すかのように――僅かに焦げた写真を、額に押し当てる。
天を衝くほどの激しい「火葬」を経て、旅立つ魂の群れは――
これは、剣耀流が大義閃隊に加わってから、半年が過ぎた頃。己自身の弱さを未だ知らない頃の、出来事である。
――
◇
戦闘が終わった後に待っているのは、大掛かりな復興作業であった。反乱軍の勝利を知り、貧民街の外から帰ってきた住民達は――焼け跡から見つかった遺体を葬り、次々と街の再建に動き出して行く。
――珍しい話ではないのだ。こうして街を焼かれるのも、人が死ぬのも。この時代にはよくあることであり、いちいち悲しんでいる暇もない。
「……おい、あいつ」
「ケッ……さっさとくたばりゃいいのによ」
「あいつらが使えねぇせいで……」
だからこそ、往来を行き交う彼らは余計に苛立っていたのだ。大量の頭陀袋に詰められた無数の遺体の前で、膝を抱えて蹲る剣耀流の姿に。
「おいおい大将、いつまでしょげてんだい。俺達ゃただでさえ嫌われ者なんだ、あんまり目に付くとこに居座んねぇ方がいいぞ」
「……」
「……やれやれ。お優しいレッド様にも困ったもんだ」
物思いに耽る彼の肩を、ぽんぽんと軽く叩く山吹洸の呼びかけに対しても、反応はなく。そんな彼にため息をつく洸もまた、遺体からは目を離せずにいた。
――自分達がもっと速く到着していれば、救えたかも知れない命。それに対して思う所があるのは、決して耀流だけではないのである。
しかし、今。彼を苛んでいるのは、目の前に転がる遺体の群れだけではなかった。遺体の傍らに転がる、カメ型戒人の破片に視線を落とす彼の背に、声が掛かる。
「そいつまで、よく弔えたな」
「死んだ奴らに、敵も味方もない。それに……」
「……
「……」
反乱軍本部への報告を終え、2人の元へ戻って来た葵楯輝の言葉にも、耀流は答えない。だが、目を伏せる彼の仕草が、「肯定」を意味していた。
――華村百枝。
貧民街の片隅にひっそりと建つ、小さな孤児院を営んでいた女性である。国防軍の粛清により親を失った孤児を集め、1人娘である
淑やかな聖母のような人柄であり、愛娘の百花だけでなく、誰に対しても分け隔てなく愛情を注いでいたという。この時代には珍しい、献身的な女性……だった。
しかし、先の戦闘で愛娘と子供達を焼かれて以来、別人のように荒んでしまったのである。孤児院も、たった1人の肉親も、我が子のように想ってきた子供達までも、何もかもが一瞬のうちに失われ――その精神は、崩れ去ってしまったのだ。
――返して! 百花を返して、子供達を返せぇえッ!
「……っ」
周りの制止も聞かず、頭陀袋を開けて遺体を目にした時の絶叫。その時近くにいた耀流に掴み掛かり、ひたすら繰り返していた「返せ」の怨嗟。
全てがフラッシュバックする度に、耀流は膝を抱く腕を震わせていた。彼の様子を見守る楯輝と洸も、視線を交わすばかりで――掛ける言葉を、見つけられずにいる。
――この手が、届いてさえいれば……。
ふと、自分の手に視線を落とした耀流は。そんな思いを抱えながら、救えたはずだった「命」を追うかのように、暗く淀んだ秋空を仰いでいた――。
◇
――貧民街を巻き込んだ戦闘から、1ヶ月が過ぎる頃。復興が進みつつある街の中を歩く耀流は、補修された華村家を目指していた。
合わせる顔がなくとも、せめて線香の一つくらいは。その一心で「遺族」の家に向かう耀流は、真摯な面持ちで貧民街の道を歩んでいる。
道行く人々は、大義閃隊の証である黒のレザージャケットを目にして、怪訝な表情を向けてくるが……それでも、足だけは止めない。今はただ、自分に出来ることを尽くすしかないのだから。
「……」
やがて、辿り着いた華村家の前に立ち――耀流は意を決したように息を飲むと、玄関をノックする。だが、応答はない。
留守、ではなかった。ドアノブに触れると、鍵が開いていることが分かる。
「大義閃隊です。……華村、さん? 華村さん?」
僅かにドアを開け、少しずつ声のトーンを上げて呼び掛けて行く。それでも、返事はない。
――まさか。その一抹の不安が過ぎる瞬間。
「あらあら、大義閃隊の方? まぁまぁ、いつもお勤めご苦労様です」
奥の部屋から、軋む音が聞こえてくると――まるで何事もなかったかのように、華村百枝が現れた。腰にまで届くウェーブの掛かった黒髪が特徴の、妙齢の美人……なのだが、1ヶ月前とは比べ物にならない程に白髪が増えている。
「え、あ、あの……はい。この度は、その……」
「せっかくいらしたんですから、どうぞ上がってください。今、お茶を入れますので」
「……?」
百枝は柔らかな笑みを浮かべて、耀流を快く迎え入れている。娘と孤児達を失ったショックを物語る頭髪からは、想像もつかない物腰であった。
そのちぐはぐさに、不審なものを感じつつも――耀流は一礼しつつ華村家に上がり、案内されるがままに居間へと足を運ぶ。
「……!」
娘の百花と過ごしていたのであろう、生活感のある質素な居間。そこへ辿り着いた瞬間――耀流は、違和感の正体に気づいた。
この家のどこにも。百花の遺影がないのである。
まるで――百枝自身が、娘の死を受け止めていないかのように。
「……あの、華村さん」
「さぁさぁ、お茶が入りましたよ。私達のためにいつも頑張ってくださっている、大義閃隊の方に来て頂けるなんて光栄ですわ。ウチの娘、あなた方の大ファンなんです。きっと大喜びで飛び跳ねちゃいますよ、ふふっ」
「……その、お嬢さんのことなのですが」
「百花でしたら、今は私が経営してる孤児院で子供達と遊んでいる頃ですねぇ。うふふ、あの子ったらいつ帰ってくるのかしら。孤児院に泊まる時はいつも、私に一言伝えなさいって言ってるのに」
「……っ」
耀流がその可能性に確信を抱いたのは、それから間もなくのことだった。
娘は今も、孤児院で孤児達と笑顔で過ごしている。そう信じて疑わない彼女の虚ろな瞳と、爪で掻いたような壁の傷跡が、ここで起きていたことを物語っていた。
「……」
「あ、そうだ! せっかくですし、夕食もご一緒しませんか? 娘もそのうち帰って来ますし、あの子も色々お話したいでしょうから」
「……いえ、今日はご挨拶に伺っただけですから」
「あら、そうですか……ごめんなさい、私ったらつい。またいつでも、遊びにいらしてくださいね。今度は美味しいお菓子もご用意しますから」
この家に遺影が飾られることはない。線香の匂いがすることもない。それを、思い知らされる。
真実を訴えるのは簡単だ。そのために憎まれても、怨まれても構わない。だが、それをしたところで一体何になる。
彼女が生きることさえ投げ出さないようにするには――彼女にも自分にも、嘘をつくしかない。
その結論は、自分には弔う資格さえなかったのだと、突き付けられたかのようであった。
やがて華村家を後にした耀流は、人知れず貌を悲痛に歪めて――貧民街から立ち去って行く。
今もなお、娘の帰りを待ち侘びる百枝の背中を、その脳裏に焼き付けて。
「……」
――そして。物陰から自身を見つめる、国防軍の影に気付くこともなかった。
◇
それからさらに、数日後。
東京や貧民街から遠く離れた砂漠に建つ、大義閃隊の
「……」
「なぁんだよ剣、いつまでもしょげた顔しやがって。そんなんじゃ近いうちにコロッと死んじまうぜ?」
「……」
「よぉし。だったら年長者たるこの俺が、イイものを授けてやろう。刮目せよ! 奴らの基地からくすねて来た、最新刊のエロッ本! 俺達兵士の心のオアシスッ!」
パイプ椅子に座ったまま、どこか上の空な新人を元気付けようと、洸は彼の目の前で卑猥な本を振っている。……が、普段なら口先だけ拒否しつつ、興味津々になっていた彼は全く反応を示さない。
そんな手応えのなさに、洸はため息をつき乱暴にテーブルへと足を乗せた。
「……こりゃ、思いの外堪えてんな。あのムッツリ少尉がねぇ……」
「お前と一緒にするな、山吹。……そう言うお前にも、近しい経験はあるだろう」
「まぁな。……けど、ずっとこうってわけには行かねぇだろ」
意気消沈している耀流の心傷は、外見以上の深さを滲ませている。そんな彼の様子に、2人の面持ちも神妙なものに変わる――その時だった。
「……! はい、大義閃隊ですが」
作戦会議室の端に設けられた、民間人からの通報用の電話が鳴り出したのである。もしやまた、貧民街が狙われたのか――と、耀流は素早く受話器を取った。
ところが。
『あっ、もしかして剣さんですか!? 華村です、もう聞いてください!』
「……華村さん?」
聞こえて来たのは、楽しげな女性の声。
電話の向こうで声を弾ませていたのは、あの華村百枝。彼女の声色を耳にした耀流は、不穏な予感を感じ表情を曇らせていた。
『見つかったんですって、ウチの百花が! 国防軍の方が、これから娘に会わせてくれるって仰るんです! もう私嬉しくって!』
「……ッ!?」
――そして、その予感は的中する。
『私これから、国防軍の方とお話して娘と会いに……あっ、もういらしたみたいです! では剣さん、失礼しますね!』
「は、華村さんッ! 待っ――!」
耀流の制止も聞かず、百枝はそのまま電話を切ってしまった。
国防軍が自分達を脅かす存在である、という貧民街の常識すら忘れている彼女には、もはや大義閃隊の言葉さえ届かない。
「……葵、山吹ッ!」
「あぁ聞こえていた、街に急ぐぞ!」
「
事態を把握した3人は
両側面のマニピュレーターを折り畳んでいる、3色の大型戦車――を素通りした彼らは、各員の
やがて地上へのハッチが開かれ、地中から3色のバイクが飛び出して行く。砂塵を巻き上げ悪路を疾走する彼らは、重閃車では成し得ない速度で貧民街を目指していた。
「……!?」
「チッ、織り込み済みかよッ!」
だが、そう容易くは目的地には向かえない。漆黒のオートバイに跨る戦闘員の群れが、真正面から飛び込んで来たのだ。
体当たりを仕掛けてくる彼らの猛襲をかわし、3人は腰のホルスターから熱閃銃を引き抜く。
「国防軍のオートバイ部隊か……こいつらは私と山吹で片付ける、剣は貧民街に急げ!」
「葵……分かった、任せるぞ!」
「安心しろ、お前よりは上手くやる!」
追突を回避してからの、側面への激突。車体、あるいは
その激戦を掻い潜り、耀流は楯輝に促されるまま貧民街を目指して行った。そんな彼の背を一瞥した後、楯輝と洸はオートバイ部隊に狙いを定める。
「光の速さで、くたばりやがれ」
「私の科学は、絶対だ」
刹那。敵方を睨む彼らの眼差しが、鋭利な閃きを放った。
◇
2人のサポートもあり、貧民街に辿り着くことに成功した耀流は、真っ直ぐ華村家を目指す。砂埃を上げながら閃輪車を走らせる彼には、この1分1秒が永遠のようであった。
「……華村さんッ!」
やがて華村家に到着した耀流は、閃輪車から飛び降りると熱閃銃を片手に、ドアを勢いよく開いて中へと突入して行く。居間で倒れ伏している彼女を発見したのは、それから間も無くのことであった。
「華村さん……くッ!」
素早く駆け寄り、抱き上げる。意識こそないが、呼吸は止まっていないし脈にも異常はない。
だが、少なくとも彼女が気を失うような「何か」が起きたことは確かだ。耀流は近くに戒人が潜んでいる可能性を考え、開けた場所に移動するべく百枝の体を抱き抱えた。
――!?
その身体は、鉛のように重い。女性の……否、人間の体重とは思えないほどの重量であった。説明がつくようなものは、何も身につけていない。
だが、力を込めても運べないほどではない。耀流はあくまで彼女の安全を優先し、その異様に重たい身体を、家の外まで運び出して行く。
「……ぅ、う……」
「……! 華村さん、気が付かれましたか!」
そして華村家を飛び出し、路上に辿り着いたところで――百枝に、意識が戻った。ひとまずは命に別状はないと分かり、耀流の頬が微かに緩む。
――その、時だった。
「うぅうぅ……ゥゥヴァァアァッ!」
「……えっ」
ついさっきまで、百枝だった身体が。一瞬のうちに、
肌を通して伝わる痛みと、そこから滴る血の匂いに反応し、耀流は咄嗟に百枝から飛び退いてしまう。その本能的な行動に、彼自身が困惑する中で――「変身」が、始まった。
「オガァゥウ、ァア、ガッ……!」
「……華村、さん……」
かつては華村百枝だった彼女――否、彼の者の身体は。鈍色の輝きを放つ鋼鉄の戒人へと、変貌していく。
ヒトの容姿という、化けの皮を剥いで残る、剥き出しの鉄塊。
巨大な針を携えた尾を振るう、その異形こそが――耀流の前に現れた、サソリ型戒人の実態であった。
――国防軍の方が、これから娘に会わせてくれるって仰るんです!
「ゴォォアァアッ……モモ、カッ……!」
「……華村さんッ!」
電話口で百枝が話していた言葉の意味。それを目の当たりにした耀流は、怒りとも悲しみともつかぬ叫びを上げ、百枝を呼ぶ。
人を捨てた彼女には、もう決して――それが届くことはないのだと、知りながら。
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