読後に「俺は幸せだあー」と叫びたくなる作品。

私自身が老齢の域に片足を突っ込んでますが、両親は健在です。今時点では、介護の必要もありません。
私自身は親不孝者で、盆正月にも帰省しません。旅費が重荷なんです。それと、直に会っての会話が重い。話題に悩むんです。
幸い、SNSを始めてくれたので、誕生日やら、父母の日に淡白な遣り取りを交わし始めました。LINEには二の足を踏んでいるので、写真を送り合ったり、動画での会話は果たせてません。
私自身の人生は、悲惨でもないけど、明らかに空振りした部類です。そんな近い過去を思い出しては悔しい想いを新たにしますが、本作品の読後に「俺は幸せなんだな」と感じ入ってしまいました。

作者のアメリカ旅行記を読みましたが、こんな経験をしたから、あんな文書を書けるんだ、と妙に納得しました。

短編にはMax2つが信条なんですが、星3つ付けました。

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