はやぶさ ここには、あの感動が刻まれています

小惑星探査機はやぶさの帰還。当時の様子を知ってる人も知らない人も読んでみてほしい。

はやぶさを母に、再突入カプセルを子に、JAXAなど地球のスタッフ達を父親に擬人化して、分かりやすく感動的に描かれた帰還シーン。
3000文字少しに、作者のはやぶさ愛が詰まっている。

なかでも私が好きなのは、ここ。(『』内、引用)

『母さんが砕けていく最期の輝きは、満月の倍以上の輝きを放ち、100キロメートル以上離れた地上の人々に影ができるほどの明るさで照らしました。(中略)「この子は、ここにいますよ」世界中に見えるよう、わたしの後ろから照らしてくれています』

はやぶさ2が小惑星「Ryugu」(リュウグウ)から出発するのは今年。来年末が帰還予定らしい。
『神に愛された』はやぶさの物語は、これからも続くのだ。

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