概要
ごはんはごはんである。
西暦2050年、過度の人口減少に歯止めをかけるため日本国政府は総国民アメリカ帰化政策を講じた。日本を迎え入れる条件としてアメリカはアメリカ憲法を制定することと独自の州法を制定することを突きつけた。
ーーごはんをライスと呼ぶこと
これはごはんに情熱をかけたの青年の物語。
ーーごはんをライスと呼ぶこと
これはごはんに情熱をかけたの青年の物語。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!食は文化。日本人の心、魂。「日本米」の大切な味、守っていきませんか。
近未来。アメリカによって、日本の食卓から「ごはん」が消えようとしていた――
今、ひとりの日本人が日本の「ごはん」を守るために立ち上がる!
日本がどうの、アメリカがどうのと言うつもりはありません。
ただ、物語の発想、何かを取り戻そうと決意する場面、目的を成し遂げるに至る過程……
そういった、小説に必要な骨子がこの三千文字足らずの短編の中にしっかりと組み込まれていて、素晴らしいと感じました。
あと、単純に。
「ごはん」は大事です!
たとえこの先他国の侵略を受けようとも、栄養機能食品のようなものが大手を振るおうとも。
私たちから「ごはん」を愛する心を取り去ることはできないでしょう。
まさに『フ…続きを読む