概要
「先輩の好きなところ? 眼鏡が信じられないぐらい似合うところです!」
僕には、彼女がいる。それも、誰もが認める可愛い女の子だ。彼氏になった贔屓目なしに、そう思う。
でも、だからこそ、疑問に思い続けていたことがある。
千紗は、どうして、僕みたいな冴えない男に告白したのだろう?
「もしかして、わたしが先輩のどこを好きになったのかと聞きたかったんですか? それはもちろん、眼鏡が信じられないぐらい似合うところです」
…………へ?
半年間付き合っている彼女から放たれた衝撃発言からはじまる、ラブコメ短編。
でも、だからこそ、疑問に思い続けていたことがある。
千紗は、どうして、僕みたいな冴えない男に告白したのだろう?
「もしかして、わたしが先輩のどこを好きになったのかと聞きたかったんですか? それはもちろん、眼鏡が信じられないぐらい似合うところです」
…………へ?
半年間付き合っている彼女から放たれた衝撃発言からはじまる、ラブコメ短編。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!どうでもいいような事こそ、大切なのだから。
主人公は冴えない眼鏡男子。そんな主人公に彼女が出来た。しかも後輩で、かわいいと噂になるほどの美少女だ。これだけかわいいなら、主人公でなくても、もっと別な男と付き合えたはずだ。それなのに何故?
そう思った主人公に、彼女は答える。
「夏場に冷たい物も良いですけど、こたつで蜜柑には勝てない」
何だかよく分からない、どうでもいいような答えだった。しかし彼女にとって、そんなどうでもいいことが大切だったのだ。
さて、彼女の真意とは?
ささやかな日常を描いているが、会話のテンポがよく、切り返しも抜群だった。特に「コンタクトに浮気」とか「九割増し」とか、彼女の独特な言い回しが好きな作品です。
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