話の構成も、込められたメッセージも素晴らしく一気に読み進めてしまいました。現実なのだけど、どこか幻想的な色を持つ名作だと思います。特に称賛したいのが、言葉選びです。しっかりと情景を想起させてくれつつも、主人公の心情を現すセンスは素晴らしいと思いました。僕の語彙力では、これくらいが限界ですが、読んで良かったと思える作品です。あとは、あなたの目で優しくも幻想的な世界を味わってみて欲しいと思います。
過去の後悔と未来へ歩みだす一歩のちょうど狭間を描いた作品。過去を振り返るな。という言葉もありますぎ、後ろを振り返りながら少しずつ前に進んでいく、そんな人生があってもいいじゃないか。短いながらも前後のストーリーを想像させ、物語に奥行きを感じた。
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