第12話 カクヨムコン、おちても前向き発言しなくていーんだよ
全然これについては書くつもりはありませんでしたけど、皆さまカクヨムコンお疲れさまでした!!
さらっと、「1次通過しました」なんて当たり前に書く方達いますよね。想定内でしたか。まるで当然のように書かれる方を見ると、”応募すると受かる”、みたいな感じを受けますが、全然違いますから。長編だけで応募総数12309作品ですから。
(でもサイトにある作品数としては予想より少ないので、まだ、ねらい目)
で。落ちた方は落ち込まなくてもいいですよ。まず応募したジャンルによって桁がとんでもない所もあります。ジャンルによって受かったという方も多いでしょう。
ちなみに私は今回は、短編のエッセイのみ中間選考突破いたしました。ありがとうございます。ただこの作品は、通るかどうかは半々というのがありました。
というのも、内容は
脳腫瘍の医師放浪記。
https://kakuyomu.jp/works/16817330669509651550
まず懸念は、投稿が退院した直後の1月半ばで、競争は終わりに近く☆集めができなかったこと。
その上、PVが多いわりに、内容がアレなので☆をつけていいのか迷う方が多かったらしく(読んだらとりえず☆をつけていくが習性のカクヨム作者さん方にしては)、☆をつけていかなったかったということ。
ちなみに前にXで、「フォロワーが、癌になったけどいいねをしていいか迷う」とポストされていたのを見たので、「いいと思います。私も自分の病気アカウントを持っていますが、みんな再発、訃報でもいいねしてますから」と答えました。
”いいね”は応援ですから。じゃなきゃ投稿しない。いいねされて”キレられたら”、まあそこまでの付き合いで。一般の方は、大病報告に”いいね”は迷うらしいですね、でも反応を期待しなきゃ載せないでしょ。
――話が戻りますが、この話はエッセイという比較的競争が少なかったジャンルであり、エキセントリックなタイトル・内容だったこと、カクヨムコンは☆だけではなく、読み専さんの関りやPV数も考慮されていると聞いたので、1次が通ったのは、その理由かと思っています。
ただ、今回その話を書いたのは、いつか自身の記録として残そうとしつつ機会がなかった病気発覚五年分の要約だったので、焦点が絞りきれていません。
エッセイも、物語も何が伝えたいのか! のテーマが大事。
私は医者巡りで、「自分で行動していくことが大事」を書きたかっのですが、字数制限で、内容が浅かった、ぼやけたなと気づいたのは募集が締めきってから。
だったらリハビリを頑張った話にしといた方がまだわかりやすかったかも、と思っています。
ま、最終に残るはずはないですけどね。闘病記はnoteにありふれていますし。
ところで、今回は四年前完結の百万文字の恋愛も応募しました。
「リディアの魔法学講座」という代表作です。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886343012
これは去年も通りませんでした。(カクヨムコンは2回応募)
落ちた理由の推測は、ありきたりの内容に見えるとということ。
”エリート師団追放から魔法学校(ブラック職場)へ行き、ヒロインが落ちこぼれ男子生徒を教えつつ、前の職場の上司(団長)に構われる逆ハー”もの。
タイトルアレでも”硬派な魔法理論ファンタジー”なんですけど、濃い話は、作者さんは読まないですよね。主人公がイケメンと共に成長していくキュン話なんだけどな。
おまけに100万文字。10万で判断する運営さん、最後怒涛の盛り上がりですが、それは評価の範疇外。
話数が多いのも問題で350話。私でも避けます、来訪してもエッセイで逃げます。
でもカクヨムコン応募作、って書いてるのよ。応募してない他の話に☆つけて一瞬で去る作者、なんなのよ。入れないわよ(ツン)
4年前の完結当時はコンテストもないし、フォロワーさんは読み専さんばかり、☆を貰う営業もなかったので、点数は少ないです。
トータルPVは25万。なろうではPV180万なんだけどなあ。
とにかく完結したものはコンテストで浮上する可能性はない、ですね!!
ただ、少しこのエッセイで宣伝して飛んでくれた微々たる読者さんもいたので、PVは小石程度いたと思うのですが、コンテストが掠らなかったのは、全体のPVではなく、ユニークアクセスが少なく(別の人からのアクセス数の多さ・ページ数のアクセスで数えるわけではない)、やはり☆の数が期間中に増えなかったからでしょうね。
ちなみに、去年は『イケメンだらけの宇宙艦に転移しました』は1次通りました」。みんなが通っているように見える長編はコンテストに掠ったことがないので驚いたのですが、
理由は、”他の人の話をある程度読みに行った”。”宇宙艦で男性に興味を持ってもらえた”、”その時期に連載をしていた”、”50話程度ぐらいしかなかった”、からかなあと。
総括は、はっきり言いましょう。作者(=読者)に読み返しに来てもらえたから、です。
カクヨムは、男性向けの社会です。作者も男性が多い。受ける話もタイトルも男性向けが多い。
そして読みに行くと、読み返して☆をくれる人も男性の方が多い。(営業が優れているから?)
まあ腐った頭で感じただけです。
今更ですが、カクヨムコンはほぼ皆さまがプランを練って応募しているわけです。
まず、始まり頃かその前に話を作り、毎日更新をする。
タイトルも旬(相変わらずのテンプレですが、少しずつ変わってきてもいる)のものを。
編集だって、売れるものを狙うワケです。適度に改変できるか、そのままイケるか。
十万文字程度で、内容に起伏があって読者を引き付けられるものか。それ以降に迫力があっても駄目。
ヒットしたSAO(ソードアートオンライン)は担当さんが作者にネットに公開している話をすべて文庫化しましょう、と言ったらしいけど、今は、そんな時代ではない。(私は関係者じゃないから真実は知らない)
そして、コンテストが始まる前に、”作者仲間のファンを作っておく”。結構これ大事みたいですね。
さあ始まったら、作品巡りですよ。読んで評価して、レビューかいて。
読んで読んで評価。
”現在進行形の話+"話数が少ない(気軽に読める)"という条件がないと作者(☆を入れてくれる人)は読んでくれない。だからこそ、作者仲間なのですよ。相手を大事にしておけば、その方達も大事に読んでくれるから。
とはいえ、☆がなくても、円城先生の最終候補に挙がっている方もいるのでわからないところですね。(すごい)
ところで、なろうの『ネット小説大賞』、カクヨムの『カクヨムコン』。
みんな、活動報告(なろう)や近況報告(カクヨム)の「1次通りました(まあ想定内ね。ふふん)←腐った目で見える」のコメントみると、悔しいと思いません?
見た名前もあるでしょう。自分がやり取りした仲のいいグループ、読んだ人、色々。中には1作品だけではなくたくさんの作品が通過している人。
「おめでとうございます」と言いながら、自分の方が面白いのに! と思う時もありません?
私も、どうせ、と思いながらもカクヨムコン確認しました。スクロール辛かった(見つけにくくて)あれ、投稿順とかっておかしいでしょ。
せめて名前順にしなさいよ。一瞬でできるでしょ!
とはいえ、あとで知りましたが、落ちるとタグを外してくれるのですね、楽。頑張ってスクロールしなくてよかったのに…。
その悔しさをはじめて味わったのが、4年前のなろうの『ネット小説大賞』、代表作の「リディアの魔法学講座」で応募した時のことです。
なろうが全盛期で、恋愛でブクマは1,000(なろうは評価がブクマの数でみる傾向があり、100以上を貰うことが数パーセント)を取り、まだ完結してそんなに経っていないから話も旬でもあった。
完結時はブーストで、PVが1時間に1万の時もあったのですよ。それなのに1次が落ちた。
時効だから白状します。
お付き合いのある方が多々「自作品、通過しました(ふふん)←腐った私の目」みたいな報告があったのを「おめでとうございます」と涙を呑んで、コメントしていました。
最終選考はいいの、作家は目指していない。
でもグループの人達がみんな1次通過を当然として発表しているのに、そこに名前がない……。ブクマが100以下の方でも通っているのに、自分の名が乗ってないのはなぜ? と。
今年は、その「ネット小説大賞」に痛手を乗り越えて協賛出版社がかなりあったので久々に応募してみましたが、相変わらずの結果でした。
出入りがない作品はやはり通らない。
完結しても未だにPVは1日400で多い時は1700とかもあるのですが(なろうの方が営業しなくてもPVは圧倒的にまだ多い)
それどころか、その「ネット小説大賞」にエタって応募していたことも忘れていた作品になぜか公式から感想が来ていました。タイトルは「天の城のティアナ」~悪役聖女の罪をひっかぶったら、聖女のドS騎士に求婚されました~
内容は
”ヒロインは異世界の魔法師としての長だったけれど、聖女に裏切られて現実世界に来てしまい医療者として働いていたら、また異世界に連れ戻されてしまうという話”です。
感想は、描写が見事、オリジナリティがあると。
(こちらには載せてません、代表作の「リディアの魔法学講座」のヒロインの娘の話ですが、頭の手術後に複雑な伏線が回収できなくててエタってるから)
何? 相変わらず運営好みの”聖女”がヒットしたの!? 巡回して読んでますアピール?(←ひがんだ目)、しかも感想書いといてそれも1次通ってないんですけど!
しかもそれ、ブクマ50以下なのに。
感想の結びが「コンテストを引き続き楽しんで下さい」楽しくねーよ!
また、……代表作スルーされた。
今回も、昔知っていた作者さんたちは、4年前から連載している作品が未だにみんな1次通過…つらい。
分析……人の出入りでしょうね。ブクマが少なくても、人が入っている、それも大事なのだと思いました。
何を言いたいかというとね。
辛い、妬んじゃういいのですよ。ここは皆さん良識あって、抑えているけど悔しいという感情をもっても。
すんごい自重してるなと思います。だって過去、文豪と呼ばれる人たちでも、「アイツの作品はくだらない」と賞を取った敵に公の場で言ったり。
絵画の世界でも嫉妬したり、仲良くて一緒に住んだり、いきなり喧嘩して自害したり、昔の音楽の世界でも敵同士とか。歴史に名を残す人物だって、相手をけなす手紙が見つかったり。
仲の良しあしが現在の、研究対象となっている。
いや、Xやなろうでは、作家が喧嘩してたと思えば、いちゃいちゃしたり、スピーカーで共同ホストしてたり……するので、私がカクヨムでは目にしないだけかもしれませんが。
偉い文豪でも妬みをあらわにしている中、この場で「おめでとうございます」とコメントされている方々、すごいなと思います。
そんな辛い思いを皆さん抱えていても、あきらめずにどこかで頑張って昇華させてる。でもね、いい子ちゃんじゃなくてもいいのよ。悔しい、むかつく、それが当たり前。分析なんて辛かったら読まなくてもイイ。
そんな時は好きなことをして、書くのをやめて。
書きたくなったら戻ってくればいい。まあ応援してくれる読者さんがいれば、立ち直れるけど。
落ち込んでます、なんて書いても無反応だと消したくなるけど、待ってくださいね。ただ自分が傷つくだけです!
読者さんも……話が、消されないように、そっと「好きです」と伝えてあげてくださったら、浮上するかもしれません。
ところで、カクヨムの応募要項見てわかりにくいと思いませんでしたか?
『応募締め切り後に修正・更新を行う場合は、公開して行ってください』
『応募締め切り後に修正・更新を行う場合は、当該修正等の内容は選考対象外となります』
私は混乱しました。
小さい文字だし、わかりにくい言い回しだし。頭、手術してるし。(問い合わせ不可)
これは羅列して書いたのでわかりやすくしましたが、だらだら合間に別の文章やら書かれていて、直したらアウト? と焦りました。
要は締めきり後に手直ししてもそこは評価しないよ、ということなんですが。なんか下手に手をくわえたら怖いなと思いました。
なろうの「ネット小説大賞」でも「なろう内の他の賞は応募できない」と。危険ですね。一瞬、他のサイトの応募もダメかと焦りましたが、なろう内と書いてあったので、そちらは平気と理解し応募しましたが、ちょっと解釈が危ういですよね。
手術後の自分だとたまに見間違えもあるので危険です。
けれど先日、その賞が終わった後に気づきました。
なろうでは18禁サイトがありますが、今回応募しようとしたなろうで募集していた賞では「○○(18禁サイト)の話は対象外となります」と。
首を傾げました。
…私、代表作の「リディアの魔法学講座」の番外編はそちらに書いています。別話だけど……ちょっとグレイ? 18禁サイトの番外編を応募しなければいい?(そう思っていた)
それともなろうに置いてある本編も18禁と連動されてしまう?
学術論文でも、投稿規定が理解しにくいものがあるのです。そういう時は、委員会に問い合わせます。人間ってそれぞれ解釈が違うので”だと思う”になっちゃう。でもこういう賞は問い合わせ不可なんですよね。
だから一番無難なのは、18禁に載せなければよかったこと!!(ちなみにヒロインとダーリンのラブな”初めての”、だから別に大したものではないです。ヒロインを下品にしないというのがポリシーですし。ただその短編を読んで、ノーマルな本編に来てくれてようでブクマが200増えたので無駄でもない)
さらに、今回エブリスタでは『魔法学校のテーマコンテスト』に「リディアの魔法学講座」を、応募したのですが落選しました。
で改めて投稿規定を見たら、「エブリスタ内の公式コンテストや他社サービス等への重複応募が確認された場合、応募取消しになる場合があります」
あれ? 私、カクヨムコンに応募してた。
他社サービスって何? コンテストじゃないだろうと思っていましたが、どうやら他者サービスが他のコンテストらしい。(問い合わせ不可)
サラッと読んでいましたが、やってしまいました。
私も、自主企画で「ヒーローに守られるヒロインの話が読みたい」と企画しました。間違えないように条件は箇条書きで
・女主人公
とまで書いたのに、4分の1ぐらい男主人公の話だった…。BLまであった。
いや多様性の時代ですけど。ヒロインも広義では男性もありなのかもしれないけど。皆、条件読んでないんだなーと思いましたよ。
だからコンテストの条件は読みましょうね…。
教訓ですが、色んなコンテストが常に開かれているので、本命を狙って重複しないように他は応募しないこと、
応募企業によっては、グッズ化、アニメ化、その他におけるキャラクターの版権は各企業に帰属する、なんて文言(意訳)もあるので、よく読まないといけないですね。
書籍化にあたって、他社や自社のサイトの作品を消さなきゃいけないところもあるし。自分の作品と相性がいいレーベルを探すというのも大事。
――ところで。悔しいという感情について。
最近読んだ新聞の人生相談。「自分は真面目に長い間仕事をしているのに、お喋りばかりでさぼりがちな同僚が希望部署に行けた、悔しい」と。
それに回答者が「あなたは今の部署に必要とされていると考えなさいと、同時に相手に対する妬みで、そう見えているのではありませんか(忘れたので意訳)」と。
それで思い出しました。「プライド」という英語は「誇り」もありますが「おごり」という意味もあります。フランス語でも同じく「fierté」は「プライド」でもありますが「おごり」「傲慢」。
仏語の先生に言われました。「自分は『これにプライドがありますから』という言葉は「おごり」という意味でもあるから、あまり使わないほうがいい」
悔しさはバネになる。プライドだって創作には必要。
「自分の方が面白いのに、きいいい」を言わないで我慢するあなたは偉い。
でもそれが、妬みで曇って見えている時もある。
自分の作品にプライドがあるのはいい、でも「おごり」でもあることには忘れないように…。
1歩踏み出せば妬みの感情が強くなり、それが自分の心を傷つけるだけなので。
そういう負に落ちているときに読者さんの言葉があれば浮上するんですけどね!
WEB小説の海「過去5年間・なろうとカクヨムを泳いであがいて」 高瀬さくら @cache-cache
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