難しい事は私にはわからない、だがそれでも、この作品は“面白い”――!

難しい事は、正直私はわからない。きっと頭の良い人がこの作品を読めば、「女性の権利を歌う女性への、同性からの反発」や「群集心理によって何が正しいかもわからぬまま突き進む事の恐ろしさ」や「ネット上で顔も見えない人間を思い込みでこうだと決めつける愚かしさ」などなど、様々な事が読み解けるのだろう。もっとあるかもしれない。
だが、それらがわからない私は、わからないなりに評価をさせていただきたい。
この作品は面白い。それは間違いない。
読み易く、頭の中にありありと情景が浮かぶ文章。主人公の、ストッキングに対する情熱。端々に見える作者様の知識の深さ。
故に、この作品は“面白い”。