永遠に続いて欲しい恋と友情がここにある

幽霊である優斗に一途な恋心を持ち続ける藍。そんな彼女を思う気持ちを持ちながらも応援する啓太。
二人は霊体である優斗と共に過ごしながら、彼が生前思い残したことを実現し成仏できるよう行動するのだが……。

前作「初恋と幽霊」の続編になります。
大変繊細で感情移入のできる作品なので、ぜひとも前作からお読みになることを強くオススメします。

とにかく切ないです。
主人公の藍、幽霊の優斗、藍に思いを寄せる啓太。
もはや優斗が幽霊だなんて思わせないほど三人の友情が強く、時にはぶつかることがあったり、恋の三角関係に悩んだり……でもその障害を越えるたびに絆が深まっていく。

いつか必ず訪れる別れを惜しみつつも、三人はいつもお互いを労わり、そして前を向いて最善の道を選んでいく。
その姿に心を強く打たれます。

最後はもう先が気になって……一気読みでした。
素敵な物語をありがとうございました!

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