山の冬は長く厳しい

男の家に残された一枚の手紙、そこに描かれていた真実に、はらはらしながら読み進めていきました。
たった二回しか会わなかった男女の、三年間の冬の物語に、身を裂かれるような悲しみを感じます。
ラストシーンの臨場感が素晴らしく、淡々とした描写に目を見張るものがありました。