魔法とサスペンスに彩られた世界へ。

魔法とサスペンスというのはとても興味深いです。そこにプロファイリングという心理学的要素も入ってくるから、尚更に魅力的な色をしているように感じられます。

空想の世界、都市であるにも関わらず違和感なく世界にのめりこめるのは、警察組織や息づく人間が「らしい」からかな、と考えてしまいます。魔法という常識を逸脱した概念さえ、人間の行動原理や心理に起因するプロファイリングで追跡していく。どうしようもない人間くささから離れられないというのが、愉快なものに見えるのです。

恵一、フェイトのコンビがどう事件に迫っていくのか、二人の関係性が結末にどんな変化をもたらすのか。それもまた「人間」のドラマなのだと、感慨に耽っております。