コルトレーン・シンドローム

これは、ジャズを愛する人々がサークル・バンド・セッションを通じ、出会いと別れ——そして成長していく物語。

同性を好きになったり、音楽で生きて行く事に不安を感じたり、好きな人の恋を応援してしまったり。

そんな等身大の大学生の日常を様々な人の視点で描いていきます。


～あらすじ～
ジャズ研に所属する普通の女子大生、沙織。
バンド練習の帰り、彼女はサークルの更紗に誘われ、陽也も含めた３人で、雑居ビル地下のジャズバー”サー・ルドルフ”へライブを見に訪れる。
そこで沙織はサックス奏者・碧涼子の演奏に感激し、以後足繁く通うようになる。

二人はやがて親友の様に仲良くなるが、沙織の気持ちは気付かない内に憧れから恋へと変わっていく。
そしてある時その気持ちに気付き、彼女は混乱の中涼子を遠ざけようとする…続きを読む