しんみりして、コミカルでもあり、胸をうつ。


 途中までは、泣かせる感じの掌編としてキッチリ出来ていて、「よし、泣くぞ」という気持ちにさせてくれます。
 でも、最後のところのオチが……
 うわあやられた、こんなのアリか。
 でも、コミカルなオチでありながら、読む人の胸をえぐる悲しみは、消えなくて増すんだなあ。