この物語に出てくるのは、少し変わった「学芸員」と「主人公」と「はるな」。三者三様のとても良い距離感の作品でした。近過ぎず、遠過ぎず、絶妙です。そのある意味他人行儀なところもかえって物語に深みを与えて…続きを読む
学芸員が宇宙で輸送を行うというので、参加することとなった主人公。船の名前は女性名「はるか」なのに、船内アナウンスは男性だし、学芸員は色々おかしいし……。でも、それは本当におかしいことだったの…続きを読む
宇宙船に乗って、美術品を運ぶ主人公と学芸員。二人の齟齬が決定的になるかと思えばそうでもなく、スキマは埋まることなく埋まっていくように見える。職業意識を優先させるかと思えばひとり旅が寂しくて主人公…続きを読む
>この人の感性と普通の人の感性が相互理解可能になる仕事こそが、学芸員だったのだ。この一文、その説得力といったらもう!にやにやとしてしまう作品でした。ただ、きっとすべての人がそう受け取るわけ…続きを読む
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