概要
桃太郎異聞
桃太郎は自分を拾い、養ってくれた義理の祖父母が亡くなると、村を捨て、山で生きた。桃太郎は、同じように養い手を失くした比翼、狗牙、跳猩の三名の仲間と共に暮らした。ある日嵐が襲い、山や周りの里が被害を受けた。そんな中、彼らは一人の少女を助ける。少女は頭に角を持つ一族の者で、人目を避けて暮らしていた。その隠れ里が嵐で壊滅的な被害を受けたという。桃太郎の仲間達もまた、少しずつ人と違うものを持っていたため、山で暮らしていた。共感するものを覚えた彼らは少女、柊の村を助ける事を決める。村へ向かい、村の者と協力して動く中、お互いに心を通わせるようになった仲間達と村人達は、やがてその先も共に暮らそうと思い始める。そうして同じ心を持つ者同士、同じ地に生きようと決める。あるがままの姿で、在るがままの心で生きようと決めるのであった。
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