羊たちは沈黙しない!

蒸気機関が浸透し産業が活発化しはじめた世界において。
黒衣官のレイフは墓地でトールスと名乗る軍人と出会う。中核要塞フィグネリア陥落時に「羊」となった修道女の話を聞くのだが……。

深樹海、深層の眷属、堅牢な要塞、教皇庁……とにかく練り込まれた世界観がすごいです。
暴食鯨など深層の眷属の恐ろしさ、野蛮さも、半端なく伝わってきます。
修道女レジーナの神秘さも魅力的ですね!
それに文体も好みなので、するすると読みやすく、描写具合も適切と感じました。
今後の展開に期待大です!