概要
暗黒中世に天使がログインしました
バチカンより聖遺物として大事に保管されていた一冊の書物が公開された。この世で最も偉大な天使が自ら記したとされる日記。これはその中身である。
ギフトを贈るかどうか迷ってる方は、近況ノートに案内を書いてありますので、どうぞ。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!"面白い"ための要素を全て持っている作品
テーマとしては、よくある「こうなればよかったのに」系の作品だと思う。救われぬ物語に救いの手を。わかりやすく読み手に満足感を抱かせるテーマだけれど、だからこそ真に「面白い」と評されるには高いハードルを乗り越えなければならない。
この作品は、そのハードルを確かに乗り越えた良作だ。
まず、起承転結がひたすらわかりやすい。少しだけネタバレが入ることになるが、地上に唯一実在する天使として目覚めた元現代日本人の主人公が、周りの人間と関わるうち、天使としてオリジナルの物語を織り成しながらも、自然と歴史と同じ道を作っていくことになる起承。明確に改善されてはいるけれど、それでも止められなかった負の側面が溢れ出…続きを読む