3話
「あ、どうも〜皆さんお揃いで…はじめまして僕は王立図書館地下書庫管理部部長のエンフィールドと言います〜。今回は第零部隊の皆さんをとても頼りにしてますよ?そもそもどうしてこんなところに集合していただいたのかと言いますと、この地下書庫の最深部に魔術で形成された大きな空間が発見されたんですよ〜もっとも現在では魔術なんて眉唾物だと考える人が多くその空間の存在を認めてもらえなかったことで調査隊を迎えられなかったとい側面が大きいようですが…実は既に数年前からここの存在は地下書庫管理部の一部の人間には知られていて、内部調査のために訓練内容を少しハードにして攻略に備えたりしていたんですよ〜?」
…どうしてなのだろうか。司書隊が単独で魔術で作られた場所へ調査に向かわされるなんて例は聞いたことがない。
「あぁ、そうそう。どうして今回の調査を兵隊さんたちに手伝ってもらうことなく身内だけでやってしまおうかというとですね?どうやらそこは歴史的な書物が大量にあることから魔術時代の隠し書庫のようなものだと推測されるからなのです。下手に兵隊さんなんか呼んで中を滅茶苦茶にされてしまっては貴重な文化財となりうるものが失われてしまいます!そんなことは許せないっ!現在内部には敵性生物は確認されていません。しかしこの書庫はどれ程広がっておりどのように分類されているのが分かっていないのです。当然現代では失われた技術なんかに関する記述なんかもたくさん残っているものと思われますのでこの事は他言無用でお願いします〜極秘任務ですよっ!カッコいい響きですね〜。」
図書迷宮 くわ @konnyo1115
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