その一滴に滲む苦味とは

コーヒーの一滴一滴が
落ちてゆく、その短時間で
巡らされた想いのベクトル。
交錯していく片想いが
絡むことは縺れることであり、
答えを出させてくれないことが
恋の揺るがぬ強かさ。
それが描かれた作品だと思います。
苦味と苦しさが襲いつつも、
ハッとする読後感を得られました。

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