後書き

あとがき

 ※ネタバレ有りです。ご注意ください。

 



 と、いう訳で『creAte!』なのでした。いや、なのでしたとか言ってるけど、この話、別に完全完結してないんですよね。ほら、ライトノベルで言う所の一巻とかそのくらいなんですよここまでで。本当は10万字で終わる予定だったのですがあれよあれよという間に膨れ上がり気が付けば18万字となっていました。そりゃ期間内に完結しないわけだ。だって10万字でぎりぎりくらいのペースで書いてたもの。


 そんな訳で『creAte!』の物語全体としてはまだまだ序盤も序盤で。土台が出来たよねっていうくらいなのですが、一つの物語として見るならばここが区切りという感じで、一応は完結という扱いにしたいと思います。

 

 続きも書きたいと言えば書きたいんだけど、それをやるならば固有のフレーズとかをもっときちんと(キャラ名以外で)作ったうえでリライトしたい部分が結構あるんで、そこを先にやらないとって感じですかね……話の流れとしては全然、今のままで問題はないと思うんですけど、それをこう、うまく伝えられたかと言うとちょっと自信のないところがあって、その辺りの反省点を次回に活かしていきたいなぁと思う次第。


 ちなみに短編集をやれといわれたら出来る位のネタがあったりします。久遠寺くおんじ古御堂こみどうが出会ったときの話、クリスマスパーティーした話、星生ほっしょうとコミケの話(これは短編でやっていいのか不明。新キャラ出るので)、その他にもまあ、やろうと思えば色々。

 

 でも、その辺って結局『creAte!』読んでないと分からないからなぁと悩むわけです。やっぱり色んな人に読んでもらいたいというか。勿論『creAte!』も読んでもらえたら嬉しいんですけど、自分としても新しチャレンジがしたい気持ちがあるとかないとか。


 それから主要キャラクターについてもちょいちょいと。


 天城あまぎは基本毒舌ですが、メンタルは弱いです。っていうか基本強がりなだけで弱いです。その辺りは今回少し垣間見えただけなのですが、徐々に出てくる事かと思います。その辺りの受けはどうなんだろうなぁ。はがないの小鷹とか結構受け悪いじゃないですか。ああいう感じではないのですが、少なくともカッコよくはない行動をとると思うので、その辺りがどう受け止められるだろうなぁというのが彼の今後に関しての自分のイメージ。カッコ良くない、それでも受け入れられるヤツを目指しております。ヘタレだっていいじゃない、人間だもの。


 久遠寺は割と自分の好みを詰め込んでおります。容姿とかも、こう隠し切れない「垢ぬけ感」みたいなイメージで想像しております。眼鏡かけてもぼっさぼさでも、服装上下ジャージでもなんかこうピシッとしてみえる人っているじゃないですか。そういうのです。絵になるっていうやつ?


 彼女に関しては天城と近いっちゃ近いのですが、多分根本的には彼よりもずっと強いと思います。基本は。ピンポイントですっごい弱そうだけど。


 星生はうん、実はこの次の話かその更に次くらいでメインでどっぷりやるという構想が既にあって、しかもその為にある情報をあえてマスキングしてきてるんですよね。これに関してはこうやって明言しちゃうと気が付いちゃうかもってレベルだけど書く時は苦労しました。ただまあ、この手法ってやっぱり嫌われるからなぁ……実際書くぞってなったときにどうするかはまだ未定に近いです。どっちにも転ばせられるようにという形で考えてます。


 性格面だと、割と孤独です。そんな様子は見せないんですが、天才ゆえでしょうか。後はまったくと言って良いほど描いていないのですが、ネット上なんかにライバルを持っているというイメージがありまして、そのキャラは冬コミの短編を書く機会があったら登場するだろうなという感じなのです。イメージだけはあるのですが、固めていません。ここまでで出てきていないタイプのキャラになると思う。多分恋愛相手。


 鷹瀬たかせはもう既にこの時点で兆候が見えていますが、天城にちょっかいをかけます。この手のキャラもやっぱりあまり好かれないイメージ(好かれないキャラばっかだな……)なのですが入れました。要するに「メインヒロインと主人公の間に入るキャラ」です。恋愛上邪魔をするキャラというか。複数ヒロインの居るラブコメならまだしも、一人を選んで攻略するギャルゲ系では嫌われるイメージしか無い訳なのですが、これはギャルゲではないので入れました。


 このまま物語が進んでいくと恐らくは天城といったん付き合うことになるだろうなぁというのが今のイメージです。どうなるか分からないけどね。ちなみにその関係性に対して妹・伊織理いおりは基本反対の姿勢を取ります。明確な意思は表示しませんが。


 最後にやなぎ。残念ながら彼に関しては多くを語ることが出来ませんでした。それでもその片鱗みたいなものは見せる事が出来たのかなという風に個人的には思っていますがどうなんだろう。


 キャラクターとしては実のところ彼が一番深いというかある意味でこじれてると言って良いかもしれません。性格自体は全然悪くないですし、トラブルも起こさないのですが、起こさなすぎる点が問題というか、とにかく難しいキャラなのです。天城と仲良くなった経緯とかそのへん含めて、話を差し込むとしたら全体でもかなり後半だと思います。まだ全然、イメージしかないし。固まってないってのはそういう事だと思う。


 と、まあメインキャラに関してはこんな感じです。サブキャラに関しても色々考えてはあるのですが、取り敢えずは割愛。それやっちゃうと、それで満足しちゃいそうだから。まあここまででも結構書きすぎな感はありますが。でも良いんです。キャラクターに関してはともかく、今後に関しての展望は変わる可能性がありますから。結構動かしていると「あれ?」って思うようなところに転がったりするもんなんですよね。こういうの。


 最後に今後の事。既に近況ノートの方には書きましたが、更新(執筆はします)は暫くお休みにして新作を書こうと思っています。内容は今回よりも更に軽いタッチのラブコメの予定……ですが、突然何か「あ、これが書きたい!」ってなるかもしれませんので、保証は出来ません。あしからず。


 それでは、またどこかでお会い出来ることを願いつつ。


 蒼風


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